2018.06.20 /
さわやかな春の陽気に・・・額田中学校に集合したやる気いっぱいの参加者たちです。
6月2日に実施された「おかざき森の健康診断」に組合職員も多数参加させてもらいました。岡崎市内で行われるのは5年ぶり、今回は3回目になります。
7~8人のグループに分かれて岡崎の人口林を調査しました。
簡単な道具を使った森林と植生の調査です。
岡崎森林組合の植物博士こと松本です(中央)。趣味はバードウォッチング。
右はチームリーダーの林業家中島彩さん。
人工林内の植生を調べます。
遠目には自然豊かな森に見えても、実は手入れの行き届かない人工林が増えています。天然の雑木林と違い、放置された人工林は水源を涵養する力も土砂の流出を防ぐ力も失ってしまいます。
市街地に住んでいるとあまり意識することもないでしょうが、「水の自給率」の高い岡崎市の水源は岡崎市内の森林にもあるのです。
木材を作るだけが林業ではないことも知ってもらえたらと思います。
約170名が25チームに分かれて、市内の森林(人工林)50ポイントを調査の対象としました。参加者は林業関係者のみならず、広く一般から応募された市民の方々、研究機関の方、小学生から大学生まで多岐にわたり、様々な目で森林の観察をしていただくことができました。
山から下りてきた参加者たちから活発に交わされた意見交換会の様子
今回の「おかざき森の健康診断」の調査は大成功に終えられましたが、きっかけが地元中学生による昨年の岡崎市生徒市議会での発信にあったことを誇りに思います。
私たちは次の世代にも健全な森林を継承していく責任があります。
「おかざき森の健康診断」の調査報告は12月に行われる予定です。